清水銀行住宅ローン審査通過のコツ

清水銀行住宅ローンでは、申込条件がホームページ上に明記されています。すなわち、「満20歳以上満70歳以下で、完済時年齢が満75歳以下」「税込年収が300万円以上」「勤続年数1年以上、自営業の場合は3年以上」となっています。団体信用生命保険への加入が必須なので、健康状態に問題があって団信への加入ができないと住宅ローンが組めません。

 

さて、以上の条件を満たしていれば、確実に審査に通るかというと、そうではありません。以上の条件は申込をするための最低条件であり、さらに総合的に、融資をしても大丈夫かどうかを審査されます。

 

そこで重要になってくるのが、返済比率です。返済比率とは、住宅ローンを含めたすべての借金の年間返済額を年収で割った値のことです。例えば、年間返済額が200万円、年収が1000万円の人の場合、返済比率は20%になります。

 

この返済比率はとても重要であり、例えば年収が2000万円の人でも借金の年間返済額が1500万円ある場合には返済比率が75%となりますので、審査に通ることは難しくなります。この場合、500万円も自由に使えるのだから余裕があるかのように見えますが、高年収の人はそれだけ生活レベルが高く、子供の教育費などにも多額のお金をかける傾向があるので、負担が大きいと見なされます。

 

返済比率の理想は、20%以下とか25%以下と言われています。審査に通るだけならば30%を超えていても通る場合がありますが、最近は住宅ローンを組んだものの思ったように給料が上がらず破綻してしまう人も増えていることを考えると、やはり25%以下でローンを組んでおくのが無難でしょう。年収が高いほど返済比率の基準は緩くなる傾向がありますが、高年収の人は前述したように出費も大きいのでやはり25%以下という理想基準は守っておいたほうが良いでしょう。

 

メガバンクや都市銀行では申込条件に「正社員であること」をあげているケースが多いですが、地方銀行である清水銀行ではそのような記述はないので、派遣や契約社員、自営業でも申込が可能です。しかし、派遣や契約社員、自営業の人は収入が途切れるリスクがあるので、頭金を多めに用意しておくなどの工夫が必要になります。最近では頭金ゼロで組める住宅ローンも増えていますが、派遣や契約社員の人は頭金は2割程度は用意しておくべきでしょう。自営業の人は最もリスクが高いので、2割〜3割は用意できていることが理想です。頭金を増やすことは、前述した返済比率を下げることにもつながります。

 

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